【ネタバレ注意】キングダム 妄想考察 壁と誰が結婚すんの
壁の相手、楊端和かキタリか・・・結構意見が分かれると思うのですが、自分なりにストーリーから妄想を膨らまして壁の今後を考えてみました。
ストーリー展開的にはキタリが濃厚、理想としてはやはりカベ(ヘキ)に報われてほしいので楊端和。
どの場面においても壁は楊端和の顔を見るとポッとなるし、城から山へ帰る場面でも【アアア(帰ってしまうのか)】と残念がっています。
壁が惚れてるのは楊端和です。
私の大好きな鄴の戦いは以下に纏めていますが、やはりキタリとの関係は戦友としての絆が中心にあるかなと思います。
大体キタリはめっちゃ若く描かれてますよね。
年齢差考えるとちょっと現代人的には想像できないなと。(王毅と摎のことを考えると歳の差は関係なさそうな世界観ではあるが)
キタリと壁は鄴の戦いで【関係性の変化】が結構しっかりと描かれます。これだけ見ると、良い雰囲気になってもおかしくはないと思うのも無理はありません。
でも私はあくまでも白目を剥き泡を吹きながらも男を見せた壁は好きな人と結ばれてほしいから端和様を推しときます。
兵糧を焼かれた壁に対して山の民軍は自分たちよりも多い食糧を分け与えて助けます。
壁は感謝を伝えるつもりで「たとえそちらの半分だったとしても口にするものがあるだけでありがたい」と、言います。
キタリは半分どころかこっちがそっちの半分じゃ!!とブチ切れて怒るのですが、これは山の民がどうやって飢えを凌いでるのか知らなかった壁の謙遜が裏目にでたことと、正確に言葉が通じない故のトラブルでした。
兵糧が焼かれて残り3日しか戦えない(逃げるにしても持たない)状況で、最後の挑戦をかける楊端和の作戦が伝えられます。
その際、山の民の側にも生じる大いなる犠牲に、戦友としてみてくれていた山の民(楊端和)の信頼に応えたいがために壁は主力の三攻の一角を担いたいと申し出て、楊端和に二度と失望させないと誓い、当日を迎えます。
当日山の民からはメラ族合わせた12族、合わせて5千の兵を与えられ布陣に入ります。
その際、【ヘキショウグン】と雄叫びをあげる山の民の兵が眼前に広がり、驚いた壁がカタリ(キタリの兄でありメラ族長)に訳を聞くと、山の民は文明が先を行く平地の民が好きなんだと伝えられます。
カタリの優しさや、思っていた以上に期待されている事実と、敗戦の要因となるような大失態を犯したのにここまで声をあげて応援してくれている山の民に今度こそ期待に応えなければと言う気持ちで山の民の言葉で出陣を表す言葉【ルーディン】と号令をかけます。
これに山の民は大盛り上がりで【ルーディン!!!】と返します。
壁軍、山の民軍を合わせた【全軍出撃】と号令を出し、戦いに突入して行きます。
壁軍の動きは端和の方も慣れないためか、壁軍が出た後、少し沈黙したり、戦況把握の際には「壁軍は?」と報告を催促しています。気にかけていますよね・・・。
壁の戦い方はいわゆる教科書タイプで、地味な作業を繰り返し何度でも素早く正確に行う事をモットーとしています。
これは、将軍自らのカリスマで引っ張り、逆境を盛り上がった力で跳ね返すような他の軍とは毛色が違う戦い方で、キングダムの中では【とにかく地味な戦い方】です。
特に山の民の何人か突っ込んで行って何人か死んだなぁ…しかとこの胸に!みたいな戦い方とは対照的で、人をきちんと動かし、軍を機能させることを大事にします。
そんな壁が、この戦いでは基本戦術にてしっかり決め、敵を押さえ込みながらも定石からはずれた大胆な行動をとって山の民軍をも引っ張って行きます。
キタリとの友情が育まれるのはまさに戦いの中で、メラ族が壁軍の苦戦を助けに右翼から突撃して来たものの相手の味方ごと殺す常識はずれな攻撃に一瞬、生還を諦めかけてしまいます。
その時に身一つで相手の騎馬隊に大ジャンプしてキタリを攻撃から庇います。
ここでなんでこの死地にわざわざ来たんだとキタリは怒りますが、助けられてばかりいられるかと言い返します。
その後、更なる卑怯な手によってキタリの兄が戦死すると、メラ族の士気が崩壊して逃げることもできない状態に陥ります。
ここで壁はメラ族を伴って戦況を立て直すべく、撤退を意味する【コーディン】を自軍に叫ばせてメラ族を促し、一緒に退避します。
壁はキタリが意識回復するとすぐさまメラ族の立て直しを進言します。
キタリの立て直しにより、壁は【かたじけない、まだこの軍で戦える】と心の中で安堵します。
私が注目してるのはここです。
最終的にキタリは兄の仇をとりに行くので、壁は力の差の大きい大将首を取ることを約束します。
兵糧焼かれた奴が挽回するには確かにこれしかない訳です。
白目を剥きながら放った一撃で大将首を取った壁ですが、原動力を作ったのはやっぱり楊端和なんだと思います。
自分達が飢えてまで助けてくれて、奮起に期待をかけて役割を与えてくれた楊端和を失望させない!!
壁にとって勝利への意識が楊端和とのやりとりで覚醒したことと、この機を逃して山の民に応えられるものはなく、後もないという状況が次から次へと壁に【的確な行動】をとらせているのだと解釈しました。
そうでなければ多分メラ族が戦意喪失した時点で諦観に飲み込まれてしまったと思います。
フィゴ王なんて、大族の王なのに2人がかりじゃないと倒せない相手とはいえ、自分が2回も囮になって見せ場を作ってやった訳です。
壁は占バアによるとキタリの婿になる男なんだけど、果たして果たして…
キタリ・フィゴ王などの大族の長が、壁を認めたことによって平地の民だけど山の民の中心に置いて良しという方向に持って行かれると思えてならない。
壁はどう考えても今回の件で失態を上回って株が上がってるし、そこそこの身分の男だし、楊端和は大将軍で、今回の戦いでお互いの強さ、弱さを分かち合って関係性は強化されたはず。
(もし2人が結ばれたら血を受け継ぐ子は端和の強さと壁の優しさを受け継いだカタリのような子になって、高めの地位で山と平地の架け橋になれるんじゃないかという期待もある。)
あと、今後の展開で期待したいのは、壁が山の民軍に平地の兵法を教えることで、今現在の多大な犠牲をものともしない進軍方法を変えていくんじゃないかと思う。
今のままの戦い方では戦死者が多すぎる。
勇敢と無謀は違うぞとか言って。
なんやかんやでキタリはそんな壁のことを戦友として、賛同者として支えてやらんでもないみたいな、そう言う立ち位置だと壁も引き締まっていいよね。
キタリが戦死するかもフラグ立ってるのはなんなのかわからないんだけど、それこそ楊端和が史実上、今後フェードアウトしていくのに合わせて大事件が起こるかもだし、壁の山の民軍への介入が考えられるのも距離感を考えると自然と思われる。
山の民と王座奪還から関わり、自分達の庇ってもらった立場を自覚し「大将楊端和様!」と敬える人間。
信頼関係の鬼、壁だからこそ好きな人と結婚できると期待したい。
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